オーナー向け情報

2017年賃貸市場の入居者ニーズを大公開!

2017.07.05

 

空室率20%時代を生き抜く
2017年賃貸市場の入居者ニーズを大公開!

 賃貸市場では今のところ全国的に市場の動きは例年並ですが、物件が供給過剰のため、既存の空室物件に対しては少し思い切った対策が必要になっています。対策をやらない、もしくはやったことが、そのまま結果に繋がっている傾向があります。
 以下、最新の入居者ニーズをまとめてみました。

■相場より家賃が高いと反応すらしない
2017年は多くの新築賃貸物件が建っていますが、新築といえども空いている物件が沢山あります。最近の傾向としては、「相場より家賃が高いと反応すらしない」ということです。 「新築だから、当然家賃も1割増」そのような物件は中々埋まりません。これはインターネット上で部屋探しに関しての情報がほぼ網羅されていることが影響しています。部屋探しをされる方は、インターネットを使えば、瞬時に住みたい地域の家賃相場を知ることだけでなく、比較も容易に出来るようになっています。わざわざ高い家賃の物件を検討することはないのです。

■入居の初期費用はゼロへ
新築でも中古でも、敷金、礼金などの入居にかかる初期費用が「ゼロゼロ物件」の動きは常に良い状況です。新築であっても、敷金、礼金が必要になるだけで、ガクンと問い合わせが減ってしまいます。また、敷金、礼金があるおかげで、空室期間が1~2カ月延びてしまい、結局敷金・礼金が無いことと変わらない、という状況になることも珍しくありません。一昔前までは初期費用が払えない入居者は質が悪いという印象でしたが、今の時代はお金に余裕があっても一度に多くの出費は避けたいという顧客心理があるのではないでしょうか?携帯電話も借入も初期費用がかからない価格設定です。但し、家賃はあくまで適正家賃です。

■ただ単にリフォームするだけでは反応しない
原状回復程度のリフォームだけで即入居が決まる程、今の賃貸市場は甘くありません。「見に来ていただければ一瞬で気に入っていただける」そんな魅力ある部屋を作らないといけないのです。相場より高い家賃にして、それでも反応する可能性があるのは、次のような物件に絞られます。
①新築で、かつ、周りと差別化できている物件(戸建賃貸など)
②周りの物件と明らかに差別化できている中古物件(デザインリフォームなど)
下図は経年による建物機能の低下とリニューアル効果を表しています。時代の進化により向上が要求されるレベルは年々上がっていきます。価値と価格のバランスで「住みたい!住み続けたい!」と思うような物件づくりを心がけていくことが必要です。