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民泊×マンスリーのハイブリッド運用 ~貸し方の掛け算~

民泊×マンスリーのハイブリッド運用 ~貸し方の掛け算~

今月は、オーナー様の収益性を高める貸し方として「民泊」と「マンスリーマンション」を掛け合わせる運用についてお伝えいたします。この2つの貸し方を掛け合わせることにより、収益を高めることができる理由をお伝えする前に、民泊運営でよくあるお悩みについてご説明します。

民泊運営をお考えの方の中には、住宅宿泊事業法(下記「新法」)を活用して物件を貸し出すことをご検討されている方も多いのではないでしょうか。この新法を活用した民泊運営でよく出てくるお悩みとして次のことが挙げられます。
■ 住宅宿泊事業法(民泊新法)を活用したいが年間180日制限がネック
■ 民泊の利用客が少なくなるのではないか
■ 通常の賃貸より高収入を得たいが、民泊は手間がかかるのでやりたくない

こういった悩みが一つでも当てはまる方にこそお勧めの貸し方が、マンスリーマンションとしての貸し方も掛け合わせる「ハイブリッド運用」です。「民泊」と「マンスリーマンション」のそれぞれの強みを活かして、1年間という期間の中で空室期間を減らすことで、それぞれを単体で運営するよりも高い収益を生み出すことができます。
そもそもマンスリーマンションとはどういう貸し方になるのかというと、主に1ヶ月からの期間限定で契約する、家具家電・食器や調理器具などの数十種類以上の備品がついている賃貸マンションのことを指します。

「民泊」と「マンスリーマンション」の違い

マンスリーマンションの場合、契約と契約の間に空室期間が発生しますが、マンスリーマンションの契約は1ヶ月以上からとなるため、2週間しか空室期間がない場合はマンスリーマンションとしての貸出が出来ず、空室期間が損失になります。しかし、民泊であれば1泊から予約が取れるため、その空室期間を民泊として予約を受けることで、空室期間を出来る限り少なくして、収益を上げることが出来ます。これが、2つの貸し方を掛け合わせる「ハイブリッド運用」です。
さらに、上記の表のように、マンスリーマンションと民泊では需要が高い時期と低い時期が異なります。例えば年末年始はどの企業も休暇に入るため、マンスリー需要は低くなります。しかし、休暇中に旅行をする人が増えるため民泊需要は高まります。マンスリーマンションだけで運営していたら料金を下げるなどして予約を取らないといけない時期ですが、民泊と併用することで料金を下げるのではなく、料金を上げて予約が取れることがあります。
つまり、貸し方を掛け合わせることで、次のようなメリットが生まれるのです。

「ハイブリット運用」のメリット
■住宅宿泊事業法(180日制限)に対応
マンスリーマンションとして1ヶ月以上の契約をとりながら、空いた日を民泊で埋めることで稼働率を100%に近づけるといった方法や、年間の半分を民泊で運用し、残りの半分をマンスリーで運用するといたことも可能です。
■長期予約の取得が可能
マンスリーマンションは1ヶ月~1年間の長期予約を獲得することができるため、より安定的な物件運用が可能となります。1泊あたりの宿泊料金で考えると短期宿泊を受け入れられる民泊のほうが収益性は高いと言えますが、マンスリー運用は通常の賃貸として貸し出すよりは高収入が期待できますので、民泊と賃貸の中間にあるミドルリスク・ミドルリターンの運用とも言えます。

もちろん、民泊で運営するためには前回お伝えしたように消防設備が必要なケースもございます。
また、すべてのお部屋がハイブリッド運用に適するわけではありませんが、お持ちの不動産に関して、収益性を高めたい、貸し方を工夫してみたいなどございましたら、ぜひお気軽にご相談下さい。