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測量について

2021.02.10

底地・借地の問題においても測量は非常に重要です。
よくある会話から測量の問題を見てみましょう。

しかし…測定していても、その年代ややり方により分筆や売買ができない可能性が有ります!

【現況測量図】
現地において測量機器を用いて、地形、地物等を測定して、現地をあるがままに観測し作成した図面です。隣接地権者との境界は決まっていないうえ、古いものですと面積さえも違っていることもあります。この図面では分筆さえできません。

【確定測量図】※現在は確定測量をしなければいけません。
対象地と隣接するすべての土地(民有地と道路のような公共用地)について境界確認を行い、それに基づいて作成された図面を言います。隣地との権利契約が確定している為、分筆が可能で、一般的に売買の際に買主から求められる図面です。

年代 手続き 備考
昭和35年~ 隣地土地所有者の立会い、確認も求められていない。 残地の取り扱い可。
残地の精度は著しく低い。
昭和54年~ 求積地の立会は求められていたが、残地については何ら求められていない。 残地の取り扱い可。
残地の精度は著しく低い。
昭和62年~ 残地部分の形状を明確にすることは求められていたが、残地の境界確定までは求められていない。 残地の取り扱い可。
残地の形状は参考程度。
平成5年~ 原則、求積地、残地部分すべての境界立会が必要となり、境界の確定及び面積は確定している。 残地の取り扱い可。
残地の形状は実際の形状。
平成17年~ 原則、求積地、残地部分すべての境界立会が必要であり、確定している。公共座標からの測量の義務付け。 残地の取り扱いは原則不可。
地積は更生され、実際の形状と面積が表示されている。

補足:求積地・残地とは何?
土地を2筆に分筆する場合、片方の土地をしっかり求積し、残った部分を「残地」として簡易に求積することがありました。このやり方ですと「公簿」と「現況」が合わない問題が発生してしまうのです!

測量で注意しなければならないのは、確定測量図は民民(民有地と民有地)の境界確認だけでなく、道路や水路などのような官有地と民有地との公共用地境界確定の手続きまで行って、境界を確定しなければなりません。当社では、セミナーなどでトラブルや対策事例を基に詳しく説明をしておりますので、お気軽にご相談くださいませ。